実践できる!ワインの香り・味にまつわる個性的なフレーズをまとめてみた!
- 2021.01.01
- ワイン
- アロマ, カベルネ・ソーヴィニヨン, ノート, ワインテイスティング, ワインの表現
こんにちわ!まのやすです!
芸能人格付けチェックでワインの話しがでてくると必ずみてしまいます
ワインでの格付けはGACKTさんのテイスティングは凄まじいものがありますね
さて、今回はワインにとって非常に重要な「香り」のお話しです
ワインを買う際、後ろのラベルや値札の横を見てみると、個性的なフレーズが書かれています。
「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香り、煙草のノートが複雑性を与える」とか、「白桃、メロン、パイナップル、はちみつのニュアンス」など。
個性的な香り表現の数々に、私はいつも「意味不明だな……」と思ってしまいます。
ソムリエの方ならともかく、一般人にはもうちょっとわかりやすく説明してもらいたいものです。
そこで、ワインの香りを表すフレーズを根本から調べてみました。アロマやブーケの用語の意味を、実際のフレーズとともにひも解いていきます。
もしよろしければ過去記事よりこちらも参照していただけるとうれしいです
(https://manoyasu-wine.com/wine/post-605/)
■香りを表す言葉にも用語がある
まず、下記のワイン香り用語をご紹介します。
・アロマ…果実香のこと。ブドウの香りや、発酵で産まれる果実の香り
・ブーケ…熟成香のこと。ワインが熟成すると出てくる香り
アロマ、ブーケという記述は、ワインの説明でよく見かけます。
でもこれだけだと、まだなんのことやらわかりにくいですね。
そこで、ワインの香りをさらに分解してみましょう。
グラスに注いでからの時間によって、ワインの香りは変化が感じられるようです。
<ワインをグラスに注いだときの香り>
➀第1アロマ
ブドウそのものの香りです。果物や花、植物、ミネラルなど。
②第2アロマ
醸造や発酵時に出る果実の香りです。果物や花、植物、ミネラルなど。
<ワインが空気に触れると立ち上ってくる香り>
③第3アロマ(ブーケ)
熟成しているときに産まれた香り。スパイス、ハーブ、鉱物、動物など。
➀と②は、グラスに注いだときに感じるものです。
内容は、果物や花、植物、ミネラルの香りなど。③はワインが空気に触れるとのぼってくる香りで、スパイス、ハーブ、鉱物、動物などにたとえられます。
……ここまで読まれて、「いや香りの変化なんて感じたことないけど」と思われた方、安心してください。私もまったくありません。
果物や花、スパイスなどの表現は、ワインラベルでよく見かけます。つまりそれらは、ワイングラスに注いだときに香るのか、空気に触れさせたときに感じるのか、段階によって種類分けができるようです。
■実際のラベルを見てみた
冒頭ですこし触れた、
「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香り、煙草のノートが複雑性を与える」という一文は、
「コノスル カベルネ ソーヴィニヨン レゼルバ エスペシャル」からの引用です。
チリ産・フルボディの赤ワインで、お値段1,000円~と、お手頃なのにおいしい1本です。
「コノスル カベルネ ソーヴィニヨン レゼルバ エスペシャル」には、具体的にこう書かれていました。
「濃いルビー色。
コノスル カベルネ ソーヴィニヨン レゼルバ エスペシャル
鮮烈なカシスやブラックチェリーの香りに、煙草のノートが複雑性を与え、黒胡椒やミントの香りが特徴づける。
豊富なタンニンと酸味のバランスがとれたエレガントな深い味わい、長い余韻が楽しめるワイン」
1行目は見た目の表記です。
色を宝石にたとえる手法はありがちですが、ワインに関しても多いです。
アンバー、ガーネット、クオーツ、ルビー……日本語で書いたほうが分かるんじゃないか、カタカナで書きたいのか? と思ってしまうほど、ワインの色みは宝石によくなぞらえられています。
3行目は味の表記なので飛ばして、2行目が香りの表現です。
「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香りに、煙草のノートが複雑性を与え、黒胡椒やミントの香りが特徴づける。」
これを前から順に分解してみましょう。
第1アロマ「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香り」
第2アロマ「煙草のノートが複雑性を与え」
第3アロマ「黒胡椒やミントの香りが特徴づける。」
となるでしょうか。
第1アロマは果物の香り、第3アロマもスパイスやハーブの香りで理解できます。
ところが、真ん中の「煙草のノート」とはなんなのでしょうか。ワインから煙草の香り? ノート??
■「煙草」と「ノート」、分けて考えてみる
「ノート」とは香調、香りたつ順番のことを指す用語だと、調べてみて判明しました。メモ帳や本のことではなく、香水にまつわる用語です。
先ほどの例でいうと、「煙草のノートが複雑性を与え」は、「煙草の香りが漂ってくるよ」くらいの意味あいかもしれません。
次に「煙草の香り」について。ワインから煙草の香りがするのでしょうか。調べてみると、「煙草」は熟成された赤ワインによく使われる表現でした。
「煙草」に「樽」の香りが足されると、「シガーボックス」と表現されることもあるとか。
うーん、全然わかりません……。そもそもシガーボックスの香りを嗅いだことがない気もします。
■ワインの紹介文は第1~3アロマ順になっているのか?
ところで、ふと素朴な疑問がわきました。「ワインラベルの表記って、アロマの順になっているんだろうか?」
不安になりさらに調べてみると、第1~第3アロマ順に記されているわけではないようです。
かってに句読点で区切り、第1~3アロマだと検討をつけてしまいましたが、そもそも間違えていました。先ほどの項目を訂正すると、
(誤)
第1アロマ「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香り」
第2アロマ「煙草のノートが複雑性を与え」
第3アロマ「黒胡椒やミントの香りが特徴づける。」
(正)
第1アロマ「鮮烈なカシスやブラックチェリーの香り」
第3アロマ「煙草のノートが複雑性を与え」
第3アロマ「黒胡椒や」
不明(第1?)「ミントの香りが特徴づける。」
(参照:「香りの分類と特徴」
https://wine-kouza.amebaownd.com/pages/2923028/static)
「煙草」は第3アロマ、「ミント」に関しては不明という結果に終わりました。
香りを正しく分類するにあたり、ソムリエ情報をまとめておられる方のHPを参考にさせていただきました。
上記を見て、香りのラベル表記が必ずしも第1~3の順に並んでいるわけではないこと、香り表現の種類の多さに圧倒されてしまいました。
ソムリエの方は、これらすべての香り表現とアロマを憶え、味わう際に区別できるようです。端的に言って凄すぎます。
気になる方は、上記ホームページや個別の香り項目ごとに、第何アロマに当てはまるのかを調べてみてください。
その香りがワインをグラスに注いでからどれくらいで香るのか、個別に分かるととても面白いです。
■まとめ
ワインの香り表現は本当にたくさんあって、留まるところを知りません。
中には「濡れた雑巾」「なめした牛革」など、絶対においしくなさそうなものも見られます。
あまりにも膨大でパンチの効いたフレーズはおもしろいのですが、難解でもあります。(記事内でも一部間違えてしまいました。申し訳ございません)。
ご紹介した「コノスル カベルネ ソーヴィニヨン レゼルバ エスペシャル」はとても美味しいワインなので、「煙草のノートが複雑性を与えている(?)」香りを、ぜひ一度試してみてください!
ワインのテイスティングも楽しいものですが飲むことと同じぐらい
食べることも楽しいことです
ぜひ良質んばお肉をそのときには加えてください
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